ライフプランの作り方1

ライフプランは人に頼んでもできますが、ご夫婦で作ったほうが、理解も深まり将来に向かって力強く人生を歩んでいけると思います。

例えば、毎年旅行に行こうねと決めたなら、それはいくらぐらいかかるか。そして場所はどこか?20万円くらいなら毎月いくらずつ貯金をしていけば良いか?など、いろいろと楽しみも増えます。

ライフプランというと得てして、節約のイメージが大きいですが、楽しみのためと割り切れば、案外楽しい作業になるのではないかと思います。

さて、そんな作業も表1枚で作ることが可能です。

今回は第一回目ということなので、現状分析ということで年間収支を把握していきましょう。

まずは年間収支を把握しよう

FP協会に家計収支確認表というものがあり、ダウンロードできますので、そちらをダウンロードしてみてください。家計収支確認表はこちら

出典 FP協会

収入金額の欄は、所得税や社会保険料、住民税等を引かれる前の金額です。年に1回会社から頂ける源泉徴収票を見れば書くことができますが、手元にないという場合は、年間手取り金額(可処分所得)の欄に、通帳で給与振り込みを確認し、12か月分+ボーナスを含めた金額を記入すればよいでしょう。

奥様が、パートもしくは、社員として働いているならば、同様に給与が銀行振り込みになっているはずですので、同じように合計金額を記載ください。

そして、夫の「年間手取り金額」と妻の「年間手取り金額」を合算して、年間収入合計に記入ください。

自営業の方の場合、白色、青色申告をなさっている方は、申告書の控えからすべてご記入できるかと思います。

もう少し詳しく言うと、自営業の方の年間収益は、事業所得にあたるので、それから経費、社会保険料、所得税、住民税を引いた金額が「年間手取り金額」にあたります。

 

<自営業の場合>

年間収益(事業所得)

=経費+社会保険料+所得税+住民税+手取り収入額

なので、手取り収入額を出すには、

年間収益-(経費+社会保険料+所得税+住民税)で

出します。

自営業でも、法人化されている方は、役員報酬もしくは給与として会社員と同じように出ているので、考え方としては、会社員と同じ源泉徴収票、もしくは振り込みされた預金通帳より作成してください。

これで、年間収入が明らかになりますね。

給与のほかに、家賃収入や株などの利益がある場合は?

家賃収入がある場合は、給与含め確定申告をしていると思いますので

自営業のパターンで計算してください。

株などのキャピタルゲインや配当金等がある場合は、源泉分離課税で

証券会社の方で計算して振り込みされると思いますので、預金通帳でその

金額を確認して、年間収入に合算してください。

年間支出を把握しよう

次に年間支出です。

年間支出は奥様のほうがよくわかっているのではないかと思います。

表を見ながら必要事項をご記入ください。

出典:FP協会

表のダウンロードはこちらから

基本生活費は、水道光熱費や通信費、食費等を記入します。

水道光熱費や通信費などは、通常銀行引き落としにしているケースが多いので、通帳を見ながら記入ください。

食費については、奥様でしたら、大体毎月このくらいというのを把握しているのではないでしょうか。

その他のものに関しては、内容を照らし合わせてご記入ください。

自動車税などは、ネットで検索すれば年間どれくらいかかるのか調べることができます。

全部記載できましたら年間支出合計を出し、年間収入から年間支出を引いて、1年に貯蓄できる金額を把握しましょう。

これを作ることによって、今現在、年間に貯蓄できる金額が把握できるかと思います。

貯蓄は、使った残りを貯蓄と考えるよりも、先に天引きで年間貯蓄額を決めておいた方が溜まりやすいです。

第一回目は以上となります。第2回目は家計のバランスシートを作るです。

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