保険の基本の形はこれだ!!!これであなたも保険の悩みの半分を解決できる。

保険ってほんとうによくわからない??とお嘆きの方から質問を受けました。

Q)どうして保険って途中で保険料が上がったり、保障が途中でなくなったりするんですか?

なるほどなるほど。そう思うのもごもっともな話です。

それもそのはず、販売員は「この保険には更新があります」とだけ言って、
そのなぜの理由を詳しく説明しないから。

そこで今回は、基本の基本。これさえわかればあなたも保険の半分は自分で理解できるでしょう。

では、さっそく5分でわかる保険のしくみをお話していきましょう。

保険はほぼ2つの形からできている

結論から言うと、保険の形は、「終身タイプ」と「定期タイプ」の2つを覚えれば、問題はありません。

終身タイプの特徴

「終身タイプ」とは一生涯保障する終身保険のこと。
図で書くと ↓ ↓ ↓

保険料は、契約した年齢で決まり、保険料は途中で上がることはありません。
ただし、保険料の払い方に特徴があります。

例えば、60歳払い済み終身保険。これは60歳まで保険料を払えば、以後保険料を払い込む必要がなく、保障はその後も続く終身保険のことです。

他にも払い方がありますので次の項目を確認してください。

払い済み終身保険払込パターン例

<2年払い済み終身保険>
⇒2年間で全保険料を払ってしまうタイプ
<5年払い済み終身保険>
⇒5年間で全保険料を払ってしまうタイプ
<10年払い済み終身保険>
⇒10年間で全保険料を払ってしまうタイプ
<60歳払い済み終身保険>
⇒60歳までに全保険料を払ってしまうタイプ
<65歳払い済み終身保険>
⇒65歳までに全保険料を払ってしまうタイプ
<終身払い終身保険>
⇒一生涯保険料を払い続けるタイプです。

定期タイプの特徴

定期保険とは、ある期間まで保障するという期限付きの保険のことです。
一般的に掛け捨て保険と言われています。
満期になってもお金は1円も発生しません。

期間限定および掛け捨てなので、保険料が安いというのが特徴です。
図で書くと↓↓↓

定期保険の図

みなさんが、保険のことがよくわからなくなるのが、自動更新機能。この定期保険の中でも期間が短い定期保険には自動更新機能があります。

5年定期保険や10年定期保険などがこれにあたります。
5年定期保険とは、期間5年の定期保険のこと。
10年定期保険とは、期間10年定期保険のことです。
この自動更新を理解すると、保険料が途中で上がる仕組みがわかります。

定期保険の自動更新機能について

この自動更新機能をわかりやすいように10年定期保険を使って説明します。

伊藤さんが30歳で死亡保険金3000万円の10年定期保険に契約したとします。保険料が月額3000円。10年間何事もなく過ごしました。40歳です。
普通に考えると40歳でこの10年定期保険の効力がなくなります。
自動更新機能がついている10年定期保険ですと、さらに10年間同じ内容の保険を自動的に継続することができます。

自動更新機能とは、満期を迎えたとき(ここでは契約後10年)自動的に同じ契約を更新(続ける)機能です。

ですので、40歳を迎えた伊藤さんは、自動更新で50歳までの10年定期保険を継続することができます。

保険料はというと、自動更新時の40歳で保険料計算されるので月額3000円ではなく、月額4500円となります。

これが、更新時に保険料が上がる仕組みです。
図で書くと↓↓↓

自動更新のメリットは、契約後、何らかの既往症があったとしても、それを問われず更新できるということ。
デメリットは、途中で保険料が上がるということ。

定期保険のまとめ

定期保険は、その契約期間内であれば、保険料が一定で変わりません。
しかし、自動更新の場合、自動更新時の年齢により保険料が決まるので、保険料が上がります。

定期保険の種類一部例

年満期と言われる定期保険は自動更新があります
5年定期保険
⇒5年間だけ保障する保険
⇒自動更新あり
10年定期保険
⇒10年間だけ保障する保険
⇒自動更新あり

歳満期と言われる定期保険は自動更新がありません
60歳満期定期保険
⇒60歳まで保障する定期保険⇒自動更新なし⇒60歳まで保険料は一定
65歳満期定期保険
⇒65歳まで保障する定期保険⇒自動更新なし⇒65歳まで保険料は一定
90歳満期定期保険
⇒90歳まで保障する定期保険⇒自動更新なし⇒90歳まで保険料は一定
などなど他にもいろいろとありますが、これくらい覚えておけば大丈夫です。

定期付き終身保険

定期付終身保険とは、定期保険と終身保険を組み合わせた保険のことです。
ベースに終身保険があり特約という定期保険を組み合わせた保険のことです。

図で書くと↓↓↓

通常、1本の契約で死亡保障や医療保障を組み合わせると大抵はこのような形になります。一般的にご主人が契約されている保険はこのタイプになります。

考え方は終身保険と定期保険を抑えていればわかりますので安心してください。

ではなぜ?この保険のタイプが見直しが一番多いのか?をお話します。

実は特約の部分(定期保険)が年満期の定期保険になっているからです。
大抵は10年満期定期保険。
なので、自動更新ごとに保険料が上がるため、保険料の高さに耐え切れず、見直しをするパターンが多いのです。

最初から特約を歳満期の定期保険にしていれば、保険料が上がることがないので、見直しをする場合は歳満期の定期保険に変えるというのも一つの案です。

今回のまとめ

それでは、今回の話をまとめます。

  1. 保険の形は、ほぼ2種類。「終身タイプ」と「定期タイプ」。
  2. 「終身タイプ」は、終身保険と言われ、一生涯保障するタイプの保険。
  3. 「定期タイプ」は、定期保険と言われ、ある一定期間のみ保障するタイプの保険。掛け捨てなので保険料が安い。
  4. 「定期保険」でも年満期定期保険と言われるものは自動更新機能があり、保障を自動継続することができるが、更新ごとに保険料が上がる。
  5. 終身保険と定期保険を組み合わせた保険を「定期つき終身保険」と言う。特約は、ほとんど定期保険と考えてもよい。
  6. 特約が年満期定期保険なら、あなたの保険は更新ごとに保険料が上がる保険だと考えてよい。

さて、次回はどうゆう考え方で生命保険を考えていけばよいかを述べていこうと思います。

タイトルとURLをコピーしました