終身保険と定期保険の使い方

ついつい保険は、保険料だけ見て決めてしまいがちですが、どうして同じ保障でも値段が違うんだろう?と疑問を持ったことはありませんか?

 保険を考えています。いろいろ資料を取り寄せてみると、同じ保障なのに保険料が極端に安いところもあれば、そうでないところもあります。企業努力というにはあまりにも幅があり、よくわからなくなってしまいました。お忙しいところすみませんが、教えてください。

結論から言いますと、終身保険タイプの保険か、定期保険タイプの保険かの違いで、同じ保障でも保険料の違いが生じます。

普通に考えれば、バーゲンセールでもなければ、同じ商品の値段が倍も違うということはあり得ませんでしょう。だいたいどの企業も似たり寄ったりの価格に落ち着くはずです。

保険会社も同じです。

では極端に保険料が違う理由は、先ほどものべたとおり、終身と定期の違いです。

終身保険というのは、一生涯保障するタイプの保険なので、更新による保険料アップがなく、一生涯を通して保険料が決められるので、定期保険に比べると同じ保障でも保険料が高くなります。

定期保険というのは、ある一定期間保障する保険なので、年齢が若ければ若いほど保険を使うことがないので、保険料は安く設定されています。定期保険の中には更新型と呼ばれる保険があり、更新ごとに年齢が上がるので保険料がだんだんと高くなっていくものもあります。

生命保険を難しくさせるのは、この定期保険。もっと詳しく言うと定期保険の更新型タイプです。更新型をお知りになりたい方は下記の過去記事をご覧になってください。

さて、ここで終身保険と定期保険の特長を述べたので、この特長を踏まえ賢く保険に入る考え方を語っていこうと思います。

あなたのライフステージにあわせて保険のタイプを考える

ここで、もう一度おさらいをします。

終身保険とは、一生涯保障する保険です。

定期保険とは、ある一定期間のみ保障する保険です。一定期間のみ保障するので保険料は割安です。

生命保険を考える上での基本的な考え

さて、生命保険には大きく分けると、死亡保障と医療保障があります。

あなたの人生で、一生涯必要な保障と考えると、「医療保障」と相続が発生しない方は「お葬式代程度の死亡保障」ということになります。

えっ!うちの場合は、子供がいるので高額な死亡保障が必要なんだけど・・・と思われる方もいらしゃるかもしれません。

もちろん、お子様がいらしゃるご家庭は、万が一のために高額な死亡保障は必要でしょう。

ここで、ふと立ち止まって、考えてみてください。

お子様は年々年をとっていき、いずれは社会人となり独立します。

なので、高額な保障は、お子様が独立する年齢まで必要ということです。

お子様が独立するまでと期間が決まっていますので、期間限定の定期保険がおすすめです。

これですと高額な死亡保障を割安な保険料でご契約することができます。

保険の考え方まとめ

ここで、終身保険と定期保険の選び方をまとめますと・・・

  • 一生涯必要な保障⇒入院・がん・介護などの医療保障⇒終身保険タイプの保険を選ぶ
  • 一生涯必要な死亡保障⇒お葬式代⇒終身保険タイプの死亡保障を選ぶ
  • 期間限定の死亡保障⇒末子のお子さまが独立するまでの保障⇒定期保険タイプの死亡保障を選ぶ
保障対象選ぶべき保険
入院等の医療保険終身保険
がん等の保険終身保険
お葬式等死後の整理資金終身保険
末子のお子様が社会人になるまでの死亡保障定期保険

働き盛りのご家庭でお子様がいらっしゃる場合は?

働き盛りのご家庭でお子様がいらっしゃる方は、先ほど述べたとおりの終身保険と定期保険をお選びになれば良いかと思います。

医療保険とがん保険の選び方は過去記事を参照ください。
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■終身死亡保険は、一般的にお葬式代程度でよろしいかと思います。お墓をすでにお持ちの方は、200万円から300万円の死亡保障を。
お墓を用意する方は300万円から500万円の死亡保障があればよろしいかと思います。
■末子のお子様が独立するまでの夫の死亡保障⇒期間限定の定期保険でご用意します。
この定期保険の必要保障額はこちらの記事を参考にしてください。下記記事を参考になされば、無駄のない必要な保障額が算出できるかと思います。
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セカンドライフ時に考える保険は?

定年後に考える保険は、医療保険とがん、介護保険です。
また、奥様がお葬式代程度の死亡保険に入っていなければご用意されるのも一考かと思います。

いずれも、一生涯保障する終身タイプの保険がおすすめです。

独身のあなたが考える保険は?

生命保険は守る人がいる場合に必要となります。

独身であるあなたが守るべきものとは、ご自身の身体になりますので、この時期にご検討すべき保険は、医療保険とがん保険になります。

死亡保障保険は、自営業、会社経営をされていなければ、特に必要ありません。しいてご加入されるならば、お葬式代程度の死亡保障をお考えになればよいのはないでしょうか?

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